キャンターの手前  

今夜は皆既月食でした。

今回のはスーパーブルーブラッドムーンというものらしいです。




今日、ネオリアリズムがドバイに予備登録したというアナウンスがありました。
その件についてはまた明日にもでもentryします。




entry1417 2歳馬近況(18年1月中旬)アビラの16でキャンターの手前のことを書きました。
今回はそれの補足の意味でentryしておきます。


キャンター(駈歩)の左手前はこのような肢の運びになります。
2016.11.19 東京11R 東京スポーツ杯2歳S (GⅢ) 芝1800m エルデュクラージュ


 ① 右後肢


 ② 左後肢・右前肢


 ③ 左前肢


 四肢が浮く


①、②、③の三拍子のリズムで肢を運び、③の後に四肢が地面から離れ、①に戻ります。

キャンターの蹄音が『タカタッ タカタッ タカタッ タカタッ』と聞こえるのは四肢が地面から離れる瞬間があるから。


③で左前肢一本で体をグイッと前に持っていく感じ。
左手前は、鞍の上から左右の肩を見比べると左肩が前に出ているのでわかります。
乗り慣れてくると、わざわざ肩を見ないでもどちらの手前で走っているか感じられるようになります。

調教を見る時は、②のところでどっちのセットで同時に動いているかで『左手前』『右手前』がかわかると思いますよ。


乗馬で駈歩を乗り始めた頃、『森のくまさん』を歌いながら乗ればリズムが掴めると聞いたような聞かなかったような。

試しにやってみたところ、歌いながら乗れないと思ったという思い出があります(笑)。


今日の締めはプレスリーにしようかオジー・オズボーンにしようか迷いましたが、ヴァン・モリソンで。

Van Morrison and Candy Dulfer / Live Moondance Rockpalast


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アジュールローズの喉(3)  

 ■アジュールローズ(4歳 牡 1000万下)
  NF空港在厩

entry1319 アジュールローズの喉(1)
entry1360 アジュールローズの喉(2)


アジュールローズの喉の手術が一通り終わりましたのでentryしておきます。


【 1回目の手術 11/24 社台ホースクリニック 】

1回目は披裂軟骨を吊り上げる手術です。

私は獣医師じゃないので見当はずれな想像かもしれませんが、糸のようなもので披裂軟骨を吊るということなんでしょう。
どことどこをどう結んでどう吊るのかわかりません。

過去に糸が切れたか外れたかで再手術というのを聞いたことがあります。
医療は日進月歩で進みますからね、上手くいけばいいですね。

entry1319 アジュールローズの喉(1)で貼った喉の画像を再度貼っておきます。



『そうだったのか! 今までの見方が180度変わる 知られざる競馬の仕組み』(横浜保子著 2016.10.14)よりscan加筆



【 2回目の手術 12/5 社台ホースクリニック 】

2回目は声帯の切除手術です。

声帯は最初に喉の問題が報告された時に話があった部位で、声帯が緩んでいることで気道が狭くなり音が鳴ると言われました。


1回目の手術で気道の屋根に相当する披裂軟骨を吊り、2回目の手術で弛んで障害となっている声帯を切除。

例えるなら大相撲の吊り屋根ですかね。
これで視界良好となりました。


wikipediaから拝借


短期間で2回の全身麻酔でした。
今後は体調を見て復帰に向けたメニューを組んでいくそうです。


今年のジャパンカップ(GⅠ)は、H.ボウマン騎手騎乗のシュヴァルグランが勝ちました。

昨年の日本ダービーにアジュールローズが出走した際の鞍上はそのボウマン騎手でした。

『僕が跨がってきたいろんな国の馬と比べてもかなり素質を感じますし、まだこれからの成長も楽しみな馬です。また日本に来るチャンスをいただけたら、一緒に競馬を楽しみ、皆さんに喜んでもらえる結果を出したいです』

強いアジュールローズが戻ってきてくれると期待したいです。


2016.5.7 東京11R プリンシパルS (3歳OP) 芝2000m


2016.5.29 東京10R 東京優駿 (GⅠ) 芝2400m


余談になりますが、2012年から社台SSで供用されていたアジュールローズの父ヴィクトワールピサが2018年から門別のブリーダーズSSでの供用になります。
アジュールローズは父の初年度産駒です。
初年度としてはジュエラーが桜花賞を勝ちましたが、他はパッとしませんね。

ヴィクトワールピサはネオリアリズムと同じネオユニヴァース産駒です。
これをどう捉えるべきか、悩みます。

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アジュールローズの喉(2)  

 ■アジュールローズ(4歳 牡 1000万下)
  NF空港在厩

9/23に美浦トレセンに帰厩後、息遣いに気になるところがあり調べてみたところ、声帯部分が緩んでいてそれが気道を狭くし呼吸音が聞こえている状態ということでした。
しかし、喉鳴り(喉頭片麻痺)の症状ではないという判断で、10/21に出走し11頭立の10着でした。
entry1329 競走結果(17.10.21)アジュールローズ

あのレースは馬場が馬場でしたから、敗因が喉とは決め付けられず、ルメール騎手は『徐々に息に余裕がなくなってしまいました』とコメントしていますが、鳴ったとは言っていません。
また、古賀慎師は『改めて喉の動きの映像を確認し、牧場の獣医さんにも見てもらい意見を聞こうと思っています』とコメントしていました。
クラブのコメントは『今決めつけるのではなく再確認をしたうえで判断をしていく予定です』とありました。


10/27にNF天栄へ放牧に出ました。

NF天栄スタッフは『少しずつ動かしていき、ある程度の強い調教を行うタイミングで喉の状態を再確認してオペ等が必要になるのか判断していくつもりです』とコメント。


そして、11/12にイレギュラーな更新があり、検査の結果手術が必要になりそうとのことで、北海道(社台ホースクリニック)へ移動する予定という報告がありました。

原因が声帯部分だけならと思っていましたが、残念ながらこの段階で披裂軟骨(ひれつなんこつ)部分というコメントが出てしまいました。
披裂軟骨部分も気道を狭めている原因となると、これは厄介です。

entry1319 アジュールローズの喉(1)で貼った喉の画像を再度貼っておきます。



『そうだったのか! 今までの見方が180度変わる 知られざる競馬の仕組み』(横浜保子著 2016.10.14)よりscan加筆

また、entry1319 アジュールローズの喉(1)でも触れた東サラのレッドラシーマを見ても、披裂軟骨部分が関係するとなると、手術が成功しても、今後はこの馬が持っている競走能力は発揮できないかもしれません。


11/13にNF空港へ移動しました。

先週の段階ではウォーキングマシンでの調整。
今後は喉の手術を視野に入れつつ、体調をしっかり整えてる段階です。


ピュールフォルス(ピューリティー15)が15日に社台ホースクリニックにて披裂軟骨を吊り上げる手術を行ったそうですね。
この馬の場合は切除ではなく吊り上げですかぁ。

披裂軟骨を屋根に例えるなら、屋根を取ってしまうと上部の筋肉を支える部材が無くなるわけですから、筋肉は自然と下がってしまい気道は狭くなるんでしょう。
そういう意味では披裂軟骨を残したほうがいいんでしょうね。
今回の手術自体は成功、獣医師の診断では更に気道を確保したほうがより良いだろうということで、患部の安定を待って再度処置を行う予定とのこと。
どういう処置がとられるのか、とても興味深いです。

ピューリティーの仔は1歳上の全兄、パルフェクォーツも喉に問題がありました。
この馬の手術は美浦トレセンの診療所にて施術し、症状の詳細はコメントされていませんね。

やはりダイワメジャー産駒だからなのか?
それとも母馬に共通する問題なのか?


次回のentryは手術後になりますかねぇ。

喉と消化器官にどれだけ関連があるのかわかりませんが、アジュールローズはデビュー戦後に胃潰瘍を患いました。
胃潰瘍自体の強弱はあっても競走馬にとっては職業病のようなもの。
内蔵の丈夫さという意味では関係あるのかもしれませんね。

機会があれば獣医さんに聞いてみたいと思います。
まァ、人間でも同じでしょうか。


2017.10.21 東京8R 3歳上1000万下 芝2400m

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ユナニマス、骨膜クリーニング手術  

月曜日にユナニマスの情報が更新されました。
『あれ?今日は火曜日?先週も3日間開催だったけ?』と半分混乱しながら開いてみると。。。

16日に右前肢に形成された骨膜のクリーニング手術を行い、無事に終了しています。
発症原因が蹄ならば骨膜が出たのは球節や腕節(前膝)なんでしょうが、どこに骨膜が形成されたのか詳細はわかりません。

NFしがらきでは深管骨瘤の兆候というコメントもありましたしねぇ。
それはどうなったんですかねぇ。
馬は左前肢も気にしていたようですが、こちらは何もしていないようです。

『骨膜炎』とは骨膜(骨の表面)に炎症が起こること。
骨膜とは、骨の表面に癒着して骨を包む薄い膜で、線維層と骨形成層とからなり、数多くの血管やリンパ管ならびに神経が骨膜に見られる。



骨膜ということソエを想像してしまうかもしれませんが、ソエじゃないことは確かでしょう。
まァ、そんなことは誰も思わないと思いますけど(笑)。
ソエならば北海道まで戻すことありません。

この機会に『ソエ』について書いておきます。
正式には『管骨骨膜炎』といいます。
第三中手骨(管骨)前面に熱感と疼痛が生じ、跛行がみられる病気。
2歳馬などの骨が完全に化骨していない若い馬の調教初期に発生する微細な疲労骨折により生じます。

ソエの治療方法は複数あります。
これはスマイルメロディーのソエの点状焼絡治療痕です。


2017.2.18 東京5R 3歳未勝利 芝1800m スマイルメロディー

キャロットの出資馬でソエを焼いたというのは記憶にありません。
ノーザンFはショックウェーヴ(レーザー治療)で治療しているんでしょうね。
なお、レーザー治療は根治療法ではなく、ソエの一番の治療は休養させることです。


『ブリスター』という薬を管の前面に塗り、人為的に管骨の炎症(軽度の火傷)を起こさせ馬の治癒能力でソエを治すという方法もありました。
また、『ボーンスクレーピング』という米国発祥の予防法もありました。
今も行われているかわかりませんが、これはソエが出る前に熊手のような器具で管骨の表面に傷を付け、ソエと同じ状態を人為的に起こすというものです。
私の記憶が正しいのならば、『ボーンスクレーピング』が日本で行われるようになったのは10年ぐらい前だと思います。


次に『馬の全身麻酔』についてです。

これはブレイクエースが左前膝の骨片摘出手術を行った時のentryで使った画像です。
entry531 ブレイクエース、その後②




グリーンchの『馬学講座 指先で走る宿命 競走馬の手術』の映像からキャプチャです。
馬の全身麻酔はこのように施されて手術台に載せられます。

昔は『全身麻酔をすると馬がボケる』といって復帰緒戦は買うなという迷信めいたことが言われていましたが、最近は聞きませんね。


続いて『クリーニング手術』についてです。

下の画像はエルデュクラージュの左前肢腕節(前膝)の画像です。
エルデュクラージュは左前肢の一部の骨の骨端が腱を圧迫していることが判明し、クリーニング手術を行いました。
赤○内の白い刺し毛2箇所が関節鏡視下手術でカメラと器具を肢に突っ込んだ痕だと思います。
(誰かに聞いたわけではなく、私の想像です)


※2026.2.29更新の画像をトリミング

※2016.2.26更新の動画をキャプチャ

エルデュクラージュのケースでいうと、1ヶ月弱は舎飼。
厩舎まわりでの曳き運動を経て、1ヶ月半程度でウォーキングマシン。
2ヶ月半程度でトレッドミル。
3ヶ月半程度で騎乗再開。


エルデュクラージュのスケージュルをユナニマスに当てはめると、騎乗再開が来年の1月末。
凄く順調に行っても新馬戦には間に合わないでしょうね。

また、2ヶ月前の8/15に右腕節(前膝)のトゲ状の骨膜をクリーニング手術したレイエンダの術後の様子を見ておけばユナニマスの参考になると思います。


たとえ順調に行ったとしても、蹄の問題は解決しきれないでしょうから骨膜再発もあるでしょうし、左前に出るかもしれません。
また別な頓挫も考えられますね。

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アジュールローズの喉(1)  

先週のentryの繰り返しになる部分もありますが、まとめてentryします。

■アジュールローズ(4歳 牡 1000万下)
古賀慎厩舎在厩

9/23に美浦トレセンに帰厩後、息遣いに気になるところがあり調べてみたところ、声帯部分が緩んでいてそれが気道を狭くし呼吸音が聞こえている状態とのこと。
しかし、喉鳴り(喉頭片麻痺)の症状ではないそうです。

声帯は気道の左右にあり、呼気時・吸気時に気道がせばまった際にゲートのような形で左右から閉まり空気の通り道が狭くなります。
それが緩んでいるんですからゲートが閉じかけたようになり、空気が通ると窓を少し開けた時のようにヒューヒュー音がする状況なのでしょう。

文章だけでは説明できませんし、イメージが沸かないと思うのでこの画像をご覧ください。



『そうだったのか! 今までの見方が180度変わる 知られざる競馬の仕組み』(横浜保子著 2016.10.14)よりscan加筆



この本は私ならこうは書かないと思うところが多々ありますが、写真は参考になります。
喉鳴りについて詳しい説明はありません。
一度手に取ってみてください。

アジュールローズは喉は今すぐどうこうというレベルにはないそうなので競馬を使ってみるそうです。
12日の追い切りでは乗っていた方も鳴るのがわかったようです。

息遣い以外は順調ということなんですけどねぇ。
古賀慎師もコメントしていますが、そのうち声帯切除手術を行うことになると思います。


東サラのレッドラシーマも声帯除去手術をしていますね。
以下の2017.06.01の記事をご覧ください。
http://www.tokyo-tc.com/syozoku/redlacima/achv_kinkyo.html

レッドラシーマの場合、声帯の上部にある屋根のような形の披裂軟骨(ひれつなんこつ)の左側が腫れ下がっていていることが原因のようなので、声帯を切除しても問題の解決にはなってないようです。
つまり、喉は鳴り続けているようです。


12日の朝、美浦の追い切り時間帯は霧が立ち込めている状況でした。
古賀慎師曰く『湿った気候になったので喉への変化がどの程度あるのかを見れるなと思いつつ追い切りを行ったんです』とのこと。

あのぉ~古賀慎センセイ、湿気と喉鳴りは関係ないとわかって10年程度経つんですけどぉ。
何年か前のキャロットクラブ会報で喉鳴りの特集記事があり、それで確か奥平師だったと思うんですが、湿気と喉鳴りは関係ないとコメントしていたと思います。
そういう記事はスキャニングしてpdfで保存しているんですが、見つかりませんでした。


また、気にすべきところは湿気ではなく、距離2400mだと思うんですが。
喉が鳴る馬は距離が保たないと昔から言われていますよね。
2400mを選択したのが喉の不安がわかる前だったのならば、見直すべきだと思いますよ。

実は、NF天栄の坂路でF14~15秒で乗られていた時にも、喉は鳴っていたんじゃないですか?

2400mを使うというのは牧場主導のようですしねぇ。
喉が鳴るのがわかっていて2400mを使うんですからねぇ。
距離云々は負けた時の言い訳にはなりませんから。

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