ラブラバードのハミ  

先日500万下を勝ったラブラバードですが、使っていたハミは水勒銜(すいろくはみ)でした。
実はラブラバードが水勒銜を使ってレースしたのは今回が初めてで、それまでの9戦は全てリングハミだったんですよね。
※クラブ提供写真ではそう見えるのですが実際はどうでしょうか?

■デビュー戦(2012.9.1)

※キャロットクラブWEBサイトより転載(クラブより転載許可を得ています)。

過去の動画を見ると、2歳の3月からリングハミを付けて調教されています。
今回水勒銜を使ったということは、休養で気性面での成長があったのだと思います。
育成時のラブラバードは良い前進気勢があり、それが強すぎたため乗り役との折り合いを付けるのに苦労する面がありました。
そのため、リングハミを使って育成されたのだと思います。

以下、1歳11月末から2歳5月までのコメント要約です。

05/15 以前は少し力んで走る傾向にあったが、肉体と精神双方の成長で余裕が出てきた。
05/01 走りに力が入り過ぎる傾向。
04/16 調教時に見せてくれる動き自体も安定感が増してきており、更に手ごたえ良化。
03/30 精神面ではまだ少し敏感過ぎる。
03/08 【動画】リングハミ装着。
01/31 前向きな気性で、変わらず手ごたえも抜群。
01/13 坂路調教では手応えが良すぎて、抑えるのに苦労するほど。
11/30 騎乗者の指示にも機敏に反応、前向きな気性、折り合いをつけることを重点に。


リングハミは集中力を維持し易くする効果があるそうですが、馬がリングハミを気にして頭を上げてしまうこともあるそうです。
ですから、entry55 『ホカテンのハミ』で書きましたが、リングハミを使う時は頭を下げさせるようにシャドウロールを併用しますね。
今日のAJCCでもホーカーテンペストと同厩のレッドレイヴンもリングハミとシャドウロールを併用していました。

下の画像は、1歳11月と1歳12月のものです。
どちらも良い屈橈(くっとう)をしてますね。
元々屈橈する馬なのでシャドウロールの併用は必要なかったのだと思います。

※キャロットクラブWEBサイトより転載(クラブより転載許可を得ています)。
※なお、クラブ提供写真に赤色線を付けてあります。


屈橈は国語辞典では「かがみたわむこと。また、屈服すること。」と書いてあります。
Wikipediaでは
「基本的には顎を折った状態を指すことが多いが、時には側方屈撓などのようにクビや馬体が前後左右にたわんだ状態にも用いられる。馬術においてはこの状態を作りだすことで前進気勢を保ちつつ、後肢の力をバネのように貯えることで、それに続く運動を活発、強力にすることができる。そのため、この状態を作り出す技術は馬術の重要な基本である。」
とあります。
馬がハミを受けて頸が”ツルクビ”になり、鼻梁が地面に対して垂直の状態になることです。
馬が顎を引いているので手綱・銜を引っ張っているように見えますが、そうではなく馬と騎乗者の力関係は対等な状況です。
Wikiにあるとおり、ハミで馬の前に壁を作ることで前進気勢を保ったままでトモの動きが良くなります。

ハミで馬の前に壁を作ってトモを動かすようにするというのは、entry92 『ネオリアリズム、兄と同じ長鞭』で書いたことと同じです。

以上を踏まえた上で、先週末更新されたシンハリーズの12の坂路を駆け上がる動画と静止画を見るといろいろわかってくると思いますよ。
続きはまた後日書きたいと思います。
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