『蹄』と『蹄輪』  

【蹄】
「てい」、ヒヅメのことです。

カタログの写真で蹄の形を判断することは無理です。
ほとんどの写真が蹄は芝に埋もれています。

酷いのになると、シルクのシルクマタドール(アルゲリッチの04)だったかな?
前肢球節から下が見えない、意図的に窪地に立たせていると思えるような写真もありました。
今はわかりませんが、昔の友駿(シチー)のカタログ写真は、馬を立たせている場所が「どうみてもそれ公道だろ!?」というのがありました。
全身見えますが、いくらなんでもそれはダメだろと思いましたけどね。

他所の悪口はこれくらいにして、蹄底の深い浅いはDVDの動画で、後ろからの引き馬映像を見ればわかります。
蹄底の深い浅いは馬場適性に影響します。
個体差はありますが、寝ている低は蹄底が浅く立っている蹄は蹄底が深いです。
蹄底の深い浅いが馬場適性にどう影響するかはここでは割愛します。
「芝血統でこの蹄底はダメ」というのは、馬が走ってから気にすればいいんじゃないですか(笑)。

立ち姿によって

●左右の肢の間隔を狭く立つ馬は、体重が蹄の外側に片寄り外側の蹄壁が立ちます。

●左右の肢の間隔を広く立つ馬は、体重が蹄の内側に片寄り内側の蹄壁が立ちます。

●後ろに踏んで立つ馬は、蹄の角度が立ち、前踏みの馬は蹄の角度が低くなりやすいです。
※これは繋の角度と一緒に見れば関連性がわかると思います。


他人のウチにお邪魔したら、トイレを見ればその家の様子がよく分かるといいますよね。
それと同じで蹄の状態を見ればその馬がきちんと管理されているか、わかります。
乗馬をやっていた頃は、他のクラブの馬を見たり、また他のクラブの馬に乗ることもありました。
その時、蹄を見ちゃうんですよね。

蹄の健康状態はたくさんの馬を見ていないと比較できないと思います。
良い蹄も裂蹄も蟻洞になった蹄も熊癖で変形した蹄も。
このへんは1歳の若駒を選ぶ上では気にしないですけどね。

蹄は『馬の究極の痛点』なんだそうです。
それに『第二の心臓』と言われてますよね。
大事なんですよ。


【蹄輪】
『蹄輪』は募集馬見学ツアーに行って、じっしくと実馬を見ないとわかりません。
下の写真はフライングメリッサの11の蹄です。
四肢の蹄に蹄輪が出ていました。


ツアーの時にスタッフに確認すると
「季節の変わり目に出る。。。むにゃむにゃむにゃ~」という感じで曖昧な回答でした。
あまり突っ込んで聞くとヘンなオッサンと思われるので遠慮がちに聞きましたけど(爆)。

蹄は個体差はありますが1ヶ月で約1cm伸びます。
蹄の付け根から約3cm程度の位置に蹄輪がありますから、3ヶ月前にできた蹄輪です。
写真を撮ったのが9月7日ですから、5月下旬~6月上旬にできた蹄輪です。
ということで、北海道の遅い春、季節の変わり目にできた蹄輪ということになりますね。

蹄輪は「生理的蹄輪」と「異常蹄輪」とがあるそうですが、これは「生理的蹄輪」ですね。
人間の爪は風邪をひいたり体調を崩した場合、表面に凹凸ができますよね。
それと同じです。

気候の変化による体調の崩れ等に敏感な馬であるといえるではないでしょうか?

実はフライングメリッサの11と一緒にいた早来ファームの他の馬にも蹄輪が出ていました。
確かこのグループはまだ昼夜放牧をやっていて、なおかつまだ飼料を管理されておらず青草を食べている時期でした。
それも多少は影響している思いました。
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