社台ファームとノーザンファーム  

今年の日本ダービーに出走したアグネスフォルテですが、この馬は長浜調教師にとって最後の日本ダービー挑戦だったんですね。
アグネスと長浜師。
その昔、乗馬クラブでレッスンの合間に洗い場で聞いた話を思い出したので書いてみましょう。

これから書く2つのエピソードで社台ファームとノーザンファームの違いがわかればと思います。


◆社台ファーム
アグネスタキオンがまだ当歳で離乳が終わってない頃に、長浜調教師が突然馬を見に来たんだそうです。
牧場は慌てて集牧し、馬を良く見せようと本来ならばブラッシングをするのですが間に合わないので濡らしたタオルで馬体を拭いてその場を取り繕おうとしたんだそうです。
ところが長浜師が馬体を撫でたところ、フケが舞ってしまったと。
現役の競走馬や育成中の馬は汗をかいたら馬体を洗いますが、それ以外の馬は洗いません。
『これは何だ』と長浜師がスタッフに意見しようとしたところに照哉社長が現れ『ウチは自然のままでやっているので』とかなんとか言ったそうです。

古い話なので私の記憶もだいぶ曖昧になっていますが、私の耳にも届いた話ですから有名なエピソードなんでしょう。
御存じの方も多いと思います。


◆ノーザンファーム
乗馬クラブのスタッフに、以前ノーザンファームで働いていたという人がいました。
第1回セレクトセール、ステージチャンプが競走馬を引退しノーザンホースパークに移動した頃ですから約20年前のことです。


ステージチャンプ

その彼がノーザンファームで働いていた時の話です。
厩務作業の合間に厩舎内で腰を下ろして仲間と談笑していたところ、彼よりも上役の女性スタッフに働けと尻を思いっきり蹴り上げられたそうです。
ちなみにその女性スタッフは彼よりも年下だったとか。
まァ、今はどうかわかりませんが、結果を出している牧場はどこもそんなもんだと思いますよ。

募集馬見学ツアーでは可愛い女性スタッフを探すのをネタにしていますが、ついつい『このオネエチャンもケツを蹴り上げるのかな?』という目で見てしまいます。
『俺のケツを蹴ってくれ』という意味で見ているんじゃないですからね(爆)。




これまでも何度かブログで書いてきましたが、社台ファームの誕生からのことを書かれた本が2つあります。
『血と知と地 - 馬・吉田善哉・社台』吉川良(著)1999年『吉田善哉 倖せなる巨人』木村幸治(著) 2001年です。

お二人の作家が取材による実話に基づいて書いているので基本的には同じ内容です。
私は最初に『血と知と地』、次に『倖せなる巨人』の順で読みました。
『血と知と地』でわかっていた内容を、再度『倖せなる巨人』で読んだということになりますが、個人的には後者のほうが断然面白かったです。



社台ファームをつくった故吉田善哉氏の3人の息子は、照哉さんと勝己さんと晴哉さんですが、なぜ長男の照哉さんの名前に「哉」の字があり二男で無くなり三男で復活したか?
気になりますか?
その逸話も本に書いてあります。
照哉さんと勝己さんの性格の違い等々、なるほどと思うエピソードで書いてあります。


アンチの方は『社台グループの馬がほとんどのレースを勝ち、独り勝ちだから面白くない』と思うでしょう。
こいの本を読めばそうなるべくしてなった、なるだけのことをやってきたということがわかると思います。

現在は古本でしか手に入らないと思いますが、興味のある方は探してみてください。


pocket


【追記】
まとめが抜けていました。
社台ファームとノーザンファームの育成中の2歳初旬の写真を比較すると、社台ファームの馬は冬毛ボーボーでウマだかクマわからないような写真がありますよね。
同じグループ内であっても馬のつくり方がそれだけ違うということが言いたかったentryです。
どちらが馬にとってはいいのか?そんなことは私にはわかりません。

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コメント

「倖せなる巨人」図書館で借りれるようです。
借りて読んでみます。
ゆっくり読む時間を家で取れるかは別問題(笑)

まこと #GCA3nAmE | URL
2016/06/13 12:36 | edit

■まことさん。

図書館にあるんですね、是非読んでみてください。
確かに読む時間が問題ですね。

濱田屋 #YowB97Mg | URL
2016/06/13 22:16 | edit

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